テタの部屋

テタのお部屋で世間話

祈るしか出来ない

いつも通りの、どーでもいい記事を書きたかったのですが、そんな状況ではない事は恐らくご存知のはず。

 

我が家が、家族総勢でコロナに罹って自宅隔離している間に、、、世界が灰色になりました。コロナの規制も、そろそろ緩和されて、春・夏が楽しみだねーなんて、、、皆で言っていたのに、、、それをぶち壊しやがって。

 

事が起こる前から危ないと思っていて、毎日お祈りをしていたのですが、やっぱりそんなの効くわけないよね。

 

チェコ政府はと言いますと、対応の早い事。

経済制裁、各国との連携、国内の言論統制も・・・あれよあれよという間に動きました。Sberbankという銀行には、即制裁が加わり、お金を引き出す人が殺到して、数日で潰れました。今週は、お金を引き出せなかった人への対応で大変な週かと思います。

 

ウクライナの方の受け入れも、かなり早く対応していたと思います。

自宅隔離の後に、食糧買い出しに大型スーパーに行きましたが、見かけました、避難されている方々を。家族皆で一緒になって、どこに何があるのか分からない様子で、買い物されていました。

幸い、言葉がそこまで遠くないので、通じない事はないはずです。以前、ウクライナの方が以前、「チェコ語は分かるから、生活に支障はないの」と仰っていたのと、少し勉強すれば、短期間で早く上達出来るという点は、安心要素ではあります。

とは言え、やっぱり自分家がいいに決まってる。

今後、避難生活が長引けば、他国で生活する上での問題点などがどんどん出てきそうで、そちらも心配です。

 

今回の事件、1968年のチェコ事件を思い出したチェコの人も多かったと思います。まだまだ生き証人いっぱいいます。

私は経験が無いので、チェコの映画「Pelíšek(ペリーシェク)」で描かれたこの事件の怖さを思い出していました。これが再び、場所が違うとはいえ、現実となってしまったと思うと、私だって怖いのです。

 

んなもんで、チェコだって警戒しているけど、今、一番警戒している国は、ポーランドだと言われています。だって、歴史で数回国を取られている。「またやんのかよ、おい!」と一番強く思っているに違いありません。だから避難する人を一番受け入れているのではないかと思います。言葉が近いだけじゃなく。

他、バルト3国、ルーマニア、ジョージア、モルドバも警戒がかなり高まっていると聞きました。

チェコは順番的に最後かもしれませんが、何が起こるかは分からないのですよ。それは歴史が既に教えてくれている。現在のチェコ全体としては、そんなにピリピリした空気はないかと思います。助けたいモードです。私だけがおどおどしているかもしれません。

 

あらゆる事がずっと様子見ですが、少し疲れてきました。これからも祈りながら様子を見る事しか出来ないのでしょうか。ひとまず、咳がもう少しおさまったら、避難している方々に支援物資を、少しではありますが、届けたいと思います。