最近、「はだしのゲン」を読破しました。
戦時中の辛さだけじゃなく、戦後の苦(にが)さも噛みしめたところでした。
特に、戦争孤児たちの生活と言ったら、「お前みたいに戦争の経験もない者が表現するな」と言われてしまいそうなくらいの残酷さ。
本を読んで、じゃあ、今の私に何ができるんだろうって、世界を1ミリも改善できない自分の無力さに、落ち込んだところでありました。
そして、本日、訳あってある森の中のホテル近くのバス停から、子供を学校に送ることになりまして、そこのバス停でバスを待っていたんです。そうしましたら、何故か沢山の子供達と少しの大人がバス停に来まして、こんな森の中に住んでいる人がいるのかぁと、最初は思ったんですが、すぐにハッとしました。恐らくここにはホテルしかない。そうか、ウクライナから避難してきた人達だ、と。言葉を聞けば、確かにウクライナ語(もしくはロシア語)っぽい。
その時、私達は家族全員でいたので、はだしのゲンを思い出して、苦い気持ちになった。今日の教会でのお祈りは、いつもに増して強く祈るのでありました。
ウクライナだけじゃなく、地球上から戦争がなくなって、その後一生悲しい過去を背負って生きていかないといけない人達にも、少しでも良い環境で過ごせる世界であって欲しいと思いました。小さなことでも出来る事を。