ブルノと言えばトゥーゲントハット邸が有名ですが、テタ、恥ずかしながらそこには未だ行った事がないのです。
なので、代わりにユルコヴィチュ邸をばご紹介。2週間ほど前に行って参りました。
ユルコヴィチュさんは当時オーストリア・ハンガリー帝国の出身の建築家さん。場所的には現在の西スロバキア。この方、可愛い建築をたくさん残されています。
どんなの?ってご興味のある方は、↓こちらをポチっ。写真がわんさか見られます。
彼は一時ブルノに住んでいた時期があって、その時に住んでいたおうちが、今回行ったお屋敷。
<場所はこんな所>
「こんな感じのスタイル」
見て、「あ、これ、ユルコヴィチュのだよね」って分かるのが、プロのお仕事だなーって思うのであります。
「門」
「横からも見て」
「円いのもある」
「メインルホールからお庭に出る時の扉」
朝一番に行きまして、早く着き過ぎて職員の人に「すみません、開業は10時からなので、それまでお庭にいて下さい」と言われ、取り敢えず外観の写真を何枚か取りました(笑)
何枚か写真を見て頂いて、色遣いが特徴的だと思いませんでした?赤、青、黄色、緑を使うのが彼のスタイルだったとの事。丁度、彼の生まれた地域の民族衣装などに使われている色。チェコの南モラヴィアも同じかな。
他、この建築での特徴と言えば、この時期のチェコでは珍しい木造ってこと。施工期間は11か月。ここでは驚きの速さで出来たお屋敷なのです。木造なので、壁が薄くて寒いです。現在は大体のお家(レンガで作られてる)が35cm~55cmくらいのところ、このお屋敷の壁は15~20cmくらい。
ん-ーー、でも、可愛い!このお屋敷!!!
中見る、見る??
「メインホール、上から」
ここで家族やお客さん達と談話したりしたそう。いいなー。
「メインホール、その場から」
「奥のちょっとしたスペースもいい。読書とかに最適だろうな」
真ん中より少し右側にある赤ちゃんを抱いた女性の像は、彫刻家のお友達のフランティシェク・ウプルカさんからプレゼントで頂いた物。
ウプルカさんは南モラヴィアでは、結構なの知れた芸術家さんなのです。
このウプルカさんには、兄のヨセフさんて人がいてね、その人は画家さん。ウヘルスケー・フラディシュテェって所にこのお兄さんだけの作品を集めた美術館にあります。あ、弟の彫刻も何点かあった気がする。そう、お兄さんの美術館があるって事は、お兄さんの方が有名。
「ウヘルスケー・フラディシュテェはこちら↓」
「んで、ヨセフさんの作風はこんな感じ」
これは、うちにあるレプリカね。残念ながら本物じゃない(笑)
このウプルカ芸術家兄弟と、ユルコヴィチュさんは仲が良かったようです。お互いに作品やらを提供し合っていたとか。ヨセフ・ウプルカ美術館でも、ウプルカさんが使っていたお洒落な机があったのですが、その机はユルコヴィチュさんがデザインしたとの事でした。ウプルカさん家もユルコヴィチュさんがデザインしたってさ。
「メインホールにあるちょこっとしたスペース2」
ああ、ここでボードゲームとかいいな。
「他、細々したところ」
ああ、萌えっとするっ!!!
「2階の手摺は低過ぎたけど」
小さい子がいたらヒヤッとするな。でも、この手摺もいい。
建築には(も)詳しくはないのですが、テタ、精いっぱい知っている事書きました(笑)
いかがでした?ユルコヴィチュ邸。可愛いっしょ☆彡
<おまけ>
「昔の電気のスイッチ」
回すタイプ。今もレトロとして売られているけどね。我が家にも1つだけあります。
これは、ユルコヴィチュさんとは関係のない物。