テタの部屋

テタのお部屋で世間話

Noc vědců(ノツ ヴェドゥツー)

先週の金曜日、Noc vědcůなるものに行ってきました。

ナイトミュージアムとか、夜に無料で一般に公開している物がありますよね。あれの学術機関版です。vědecの部分が学者って意味だから、、、、だから、ナイトスカラー?

 

www.nocvedcu.cz

 

ブルノ市内の大学やら研究機関が一般公開しているというなら、ちょっと覗くのも楽しいものです。子供向けのプログラムもあるので。

 

今年はコロナの影響もあり、機関によってはオンラインのみの所もあり、行ける場所は少し限られました。我が家の今年のチョイスは(ほぼ毎年行ってます)、物理研究所と工科大学の建築学部!

 

物理研究所は、物理の中でも、色んな物質の耐久を調べたり、電子顕微鏡で何かの研究をしたりの場所でした。一番楽しかったのは、色々な橋の形の模型みたいなのを使って、力が何処にかかるか可視化してくれた出し物(出し物っていいって良いのかな?)。あんなのを計算したりしてるんだねー。

あとね、ここで働いている人、皆変わってる(笑)私が日本で見てきた人たちに質が似ていたので、懐かしさを感じました。やっぱり、変わっている人って魅力的。研究者にスロバキアの人が多かったのが印象的でした。

 

工科大学の建築学部は、この物理研究所のお隣さん(笑) そんな遠くまで行って何個も回りたくなかったので、2つすぐ回れるこの2つの機関をチョイスしたのバレバレ。

ここでも沢山みせてくれるんですが、2つだけ回りました。

1つ目は、レーザーバリア警報の技術を使った迷路!子供達だけ楽しんでもらいました。人気があって、長い列に並びましたよー。

2つ目は、レンガの研究発表。これが面白かった(笑) 質が良いレンガって、トンカチで叩くとすっごい綺麗な高音が鳴るのね。で、何かの計測器を付けると、中の濃密さも測れて、どのレンガが良いものだよー、なんて教えてくれました。15世紀くらいのレンガも見せてくれました。なかなか良い音が鳴って、その時代でも、いや、その時代だったからかも、うん、良いもの作ってたんだなって思いました。

昔は、チェコのあらゆる所でレンガ工場があって、それこそ各村にあった感じだったようです。我が村にもあったんですが、なくなりました。現在ではチェコ国内では、レンガ工場、8個くらいだったかな、、定かではないけど、10は無かったと思います。質の良いものを作っているのは1つだけかもーなんて仰ってました。

レンガの歴史が面白いし、なんせ、レンガに情熱を注いでここまで研究している学者が熱かったです。

どうして私がレンガでそこまで熱くなってるかって、そりゃ、質の良いレンガで家を建てれば、何世紀も残しておくことが可能だから。どうせお金かけるなら、残って欲しいよね。

余談ですが、レンガ研究者の一人の人の靴先が、靴先が、5本に分かれていました。足袋の靴版とでも申しましょうか、どこで買ったか、お値段はいくらか聞きたかったけど、人がいっぱいで聞けませんでした。

 

来年は農業大学を狙っています。植物、虫さん等、面白いんじゃないかな。この大学は建物が何個もあるから、体力付けて行こう!