テタの部屋

テタのお部屋で世間話

「透明なゆりかご」を読んだ

日本では、この漫画はドラマ化されたとかいうから、ご存知の方も多いのではないかなと思います。私は、去年ネットで試し読みで知った漫画だったんですね。

 

試し読みを読んだだけで、衝撃の内容で、これこそ性教育に大切な漫画だと思って、現在少しずつ日本から取り寄せています。

 

子供用の性教育の本は一冊だいぶ前に購入しましたが、それも素晴らしい内容だけど、具体的に「命ってとっても大切で、当たり前の物じゃないんだよ」とか「男女が交わるという事の重み」を、どう伝えていいのか私には分かりませんでした。

その重みを教えられるのが、この漫画なのではないかなと思いました。

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1巻

2巻

3巻

4巻

5巻

6巻

7巻

 

性教育こそ、自分も自分以外の人も大切にするという事を教えられる最高の教育であると、確信しました。

 

そう思うと、私たち大人は、この基本的な事を本質から理解していないのではないかなと思う事が多い気がします。自分に関してもまだ大人になり切れていないような気がして(実際、そうでしょう)、この漫画を読んで、自分の未熟さが恥ずかしかったです。

 

この漫画の作者は、その経歴も衝撃的ですが、とても賢い方なので、しっかりと物事の本質を見抜いていらっしゃる。自分を大切に出来なかった時期もあったのだと思います。生き抜いて、こうやって「一人の一人の人間の大切さ」を伝えているところに感銘を受けました。

 

春に2巻が届きます。電子書籍にすれば、安く手に入るのですが、書籍の方を選んでいます。子供達の目に入るところに置いて、目に入ったら読んでもらう作戦です。早く読んでおかないと、子供達が、こういう内容をお母さんと話すのを恥ずかしがる時期に入ってしまいますからね。

 

この作者の他の漫画も気になるところです。

 

<おまけ>

私、実は去年の11月末に流産しました。11週目の事でした。

子供達は凄く楽しみにしていて、男の子かな、女の子かな、みたいな話をしていたんですが、残念ながら、その子は生まれてくることはなかったんですが、私の妊娠が重かったのもあって、赤ちゃんを授かると女性の体が大変化するって事、赤ちゃんは生まれてくるのが当たり前ではない事、しっかり見てくれたと思います。

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赤ちゃんが亡くなったと分かってから、流産の手術をするまで、2週間ほどありました。子供達は、私のお腹を触りながら、「赤ちゃん本当に死んじゃったの?」と何度も聞いたものです。

不思議なもので、私の膨れたお腹も、日が経つにつれて、平坦になっていったんですね。本当に不思議な時期でした。

お腹の子は、身をもって私たちを性教育してくれたと思います。